エグジビット10契約ってなんなんや?

どうも、今日も日記に書くことがないウィリアムです。

今朝、昨シーズンはウェストチェスター・ニックスでプレーしていたAndrew Whiteが、ニューヨーク・ニックスとエグジビット10(Exhibit 10)契約をしたから調べてみた。

 

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Andrew Whiteのサインカード

 

まずは現在のニックスのロスター

RJ Barrett,Ignas Brazdeikis

Reggie Bullock,Alec Burks

Jawun Evans,Michael Kidd Gilchrist

Kevin Knox II,Frank Ntilikina

Nerlens Noel,Elfrid Payton

Myles Powell,Immanuel Quickley

Julius Randle,Austin Rivers

Mitchell Robinson,Dennis Smith Jr.

Omari Spellman,Obi Toppin

Jared Harper (2W),Theo Pinson (2W)の20人

オフシーズン中は20までは契約できるから問題ない。んだけど、レギュラーシーズン中は15人+2人の2W契約で合わせて17人が上限。

なのに昨日Skal Labissiere,James Youngの2人、今日はAndrew Whiteとエグジビット10契約を結んだ。つまり、既に現時点で3人は切る選手が決まっているということ。でそこから更にシーズンの開幕までには3人の選手が居なくなる。

皆が皆、俺は大丈夫、俺だけは大丈夫と疑心暗鬼になって震えてるんやろうと思うと辛さしかねえ。やべえ。

 

んで本題。エグジビット10契約とは何か。

ざっくりいうと、最低賃金の無保証単年契約に少し(だけどややこしい)条項が追加された感じ。この契約は2Wayに切り替えられるし、ウェイブ(≒解雇)してGリーグチームでプレーさせる(キープする)事ができる。しかも、Gリーグチームに60日間いた場合、5000〜50000ドルのボーナスが出る。みたいな。飼い殺しやねえか。

近年、世界中のバスケットのレベルは著しく上がっていて、優秀な選手が海外のリーグに出て行ってしまうのを防ぐのが目的のよう。

つまり飼い殺しやねえか。

また、チームは一度に6人以上のエグジビット契約を抱える事はできず、シーズン開幕前に2Way契約に変更する事ができ、2Wayに切り替えたエグジビット契約は通常のNBA契約に切り替える事ができるらしい。

ちなみに、四国の誇りである渡邊 雄太も2018-19シーズンのチャンピオンであるトロント・ラプターズとこのエグジビット10契約を結んでいる。

ラプターズは育成が上手く、現在はチームのエースでオールスター選手であるPascal SiakamはラプターズNBA最成長選手賞を受賞したし、ドラフト外入団のFred VanVleetは2019年ファイナルMVP投票においてKawhi Leonardに次ぐ2位の票を得る選手に成長した。他の選手も多くが1巡目後半指名でNBAデビューをしているところから、ラプターズの育成はヤバいんだと思う。知らんけど。

エグジビット契約でウェイブされ905でプレーしても、そのままロスター入りしても、渡邊選手にとってはかなり良い状況になるんではなかろうかと思う。楽しみ。