映画観てきたよ 2022/06/10

自称阪神ファン阪神ファンです。

今日も今日とて阪神は勝利しましたね。

 

今日は「きさらぎ駅(2022)」みたよん。

なんか配給がイオンエンターテイメントのせいか、近所の映画館では放映してなくて加古川イオンシネマまで行かんといかんかったよ。車で1時間弱で着くとはいえ、姫路のテラッソなら20分で着くんですものな。めんどくさいよ。

まあ俺は運転してないんですけど。

はい。

「きさらぎ駅」は紹介する必要もないほどには有名な都市伝説?で、なんか主人公が電車に乗ってたら存在しないはずの「きさらぎ」という駅に着いてしまうみたいな話らしい。「らしい」とまあ要するに俺は知らん。唯一知ってるんは、なんか電車の中でセミ集めたり、持ってる小銭で嫁とか友人に電話した結果、上手いこといったら助かるゲームくらい。(あの時期なんか妙にきさらぎ駅系の何か流行ったよね)

映画の中でも「元の世界」という単語が出てくることから、きさらぎ駅は異世界とか異空間的なところにあるみたいな設定があるんかな。まあ舞台設定の2004年に「異世界」って単語があるかどうか(オタクじゃない人に浸透しているか)は怪しいが。

はい。

ネタバレよ(ネタバレよ)

ネタバレもクソも、多くの人は元の「きさらぎ駅」のだいたいの内容を知っとるんかもしれんけども。

映画のあらすじは「民俗学を学ぶ大学生のハルナは『神隠し』に興味があり、とくに都市伝説の『きさらぎ駅』に興味を持つ。彼女は『きさらぎ駅』に実際に行ったとされる女性ハヤマに取材を行い、きさらぎ駅でハヤマが経験したことをことを根掘り葉掘りきく。して、取材内容からきさらぎ駅へ行く方法に気付いて…」みたいなかんじ?

 


この映画をひと言でいうとね。ズルい。ズルいよ。

創作を読んで、「俺ならこうするね。」って思ったことないすか。あるでそ。この映画、それをやってしまうんすよ。そんなんズルでしょ。ズルですよ。っていうかホラーに対してそれをやってしまうのはお前もうズルいやろ。タブーやタブー。

というのも、このきさらぎ駅はループもので。きさらぎ駅に取り込まれた人たちが、毎回全く同じ行動をとる。それこそ毎日正確な時間にやってくる電車のように。

だから、ハヤマの経験したことを聞いたハルナにとっては一度観た映画をもう一度観ているようなもので、次にどういった展開が起きたか読むことができる。というかそもそも知っている。チートよ。

でももちろん「ハヤマの行動」と「ハヤマの情報をもとに動いたハルナの行動」では結果も変わってちょっとズレてくるんよね。流れは全く同じではあるけど、生じたズレから生まれる違いにドキドキできるしそこはよかった。

ラストもまあまあ衝撃で。エンディング後のエピローグもまあまあ衝撃。

映画中に3回くらい「わーお。」って思った。

毎回言ってるが「傑作ではないが好きな映画」でございますね。

悪いところを書くと、前半は回想シーンがメインなんだけど、そこはずっと一人称視点で、しかも「過去」の「異世界」感がある霞がかかったみたいなフィルターがかかっていて、目が疲れた。それくらい?

ズルいから気に入らんと強がりたい。